秋田県全域で、金農パンケーキを入手できない「金農パンケーキ難民」が多く発生しており、入国管理局の窓口の前には難民申請の認定手続に訪れる秋田県民で連日長い行列ができている。
秋田市在住の男性(52)は「朝6時にコンビニに行ったら『朝4時半に入荷してすぐに売り切れました』と言われました。その後10件ほど店を回りましたが、どこも同じ状態で…」と肩を落とす。潟上市在住の女性(24)は「発売当日からずっと探し続けているのに、まだ手に入りません。完全に難民です」とため息をつく。発売日から5日以上経過した今でもこのような難民が大勢発生しており、事態はかなり深刻だ。
入手困難な状況が続いているため、金農パンケーキを持っている人を狙う「パンケーキ狩り」や、パンケーキの転売を持ちかけて代金を騙し取る「パンケーキ転売詐欺」などの事件も県内で多発している。「全農パンケーキ」や「銀農パンケーキ」などの類似品や偽物なども出回り始めており、秋田県警は「被害にあわないよう十分注意をしてほしい」と呼びかけている。