政府は4月1日午前に記者会見を開き、新元号を公表した。パブリックビューイングでテレビ中継を見ていた元昭和町民（現潟上市民）は、公表予定時刻の11時半からずっと息を呑んで見守っていた。しかし官房長官が予定時刻よりも10分遅れで現われたため、10分間息ができずに酸欠で倒れる元町民が相次いだ。
さらに、ライバル候補地の妨害工作で、新元号が書かれた紙が手話担当者によって巧妙にブロックされるというトラブルもあったものの、 その後新元号は「令和」と判明。「昭和」ではなく「和」一文字のみの採用となった。
元昭和町民は「2002年のワールドカップも、単独ではなく共同開催で日本は半分だけだった。今回昭和の『和』だけになったのも仕方がない」と肩を落としながらも、「東京は2020年に史上2回目のオリンピック開催が決まった。昭和も次こそは必ず2回目の単独採用を狙う」と意気込みを見せる。元号をめぐる、元昭和町民の戦いはまだ始まったばかりだ。