冬型の気圧配置となり、本格的に雪が積もり始めた秋田県で、除雪車による各市町村の除雪体制や除雪技術を競う「秋田県J-1グランプリ」が開幕することとなった。大会開催期間は、初雪の日から来年春に雪が完全に溶けるまでの期間となる。
「秋田県J-1グランプリ専門評論家」である言平 論氏(48歳)は「大仙市や横手市など、雪が多い県南の地域では、地面スレスレまできっちりと平らに除雪を行い、道路幅もきちんと確保している。非常に安定感があり、今年もその除雪技術には期待が持てるだろう」と分析。
一方、秋田市に対しては「とにかく初動が遅い。雪が積もってから丸一日以上たってやっと除雪車が来たかと思えば、雪の壁が路肩を大きく超えて車道にはみ出していたり、道路がデコボコのオフロード状態になっていたり等々、ひどい状態のまま平気で去っていく」と苦言を呈し、「今年も改善されずに同じ状態なのであれば、秋田県の中でダントツ最下位になることは間違いないだろう」とコメントした。