「これを聞くだけで秋田弁がペラペラになる」などのうたい文句でカセットテープ付きの学習教材を販売していた男が、詐欺の疑いで逮捕された。
調べによると男は、2009年春頃からこの学習教材を販売。購入者が付属のカセットテープを再生すると、秋田弁で語られた「八郎太郎伝説」「辰子姫物語」等の秋田の昔話が計10話収録されており、付属テキストの内容もすべて秋田の昔話にまつわるものだったという。
購入者から「秋田の昔話にはものすごく詳しくなったが、肝心の秋田弁はペラペラにならない」と消費生活センターに相次いで苦情や相談が寄せられており、秋田県警が捜査を進めていた。
県は「『ネイティブな秋田弁を聞くことで秋田弁がペラペラになる』と銘打って会場に人を集め、『秋田の昔っこ』を語って聞かせるケースも報告されている。怪しいと思ったらすぐに相談してほしい」と注意を呼びかけている。