年々高齢化が進み、2030年には県民のおよそ3人に1人が65歳以上の「高齢者」になると予想されている秋田県。この深刻な状況を打破すべく、秋田県は急遽「高齢者の定義を『100歳以上』に引き上げる」ことを決定した。
会見の中で知事は「昔に比べて医療技術は発達し、平均寿命も大幅に延びている。シルバー人材として元気に働いている人も多い65歳以上の方々を『高齢者』と呼ぶのはいかがなものか。たとえ70代であったとしても、90代からしてみれば『まだまだ若造』と言える」と、現在の高齢者の定義に対して苦言を述べ、「今後は100歳以上の方を『高齢者』と呼称し、それ以下の年代は『若者』に分類することにした」と、新たな基準を発表した。
現在秋田県にいる100歳以上の高齢者数は487人。秋田県の人口(105万人)と比較すると、高齢者の割合はわずか0.04%という計算になる。この画期的なアイディアにより、秋田県の高齢化は一気に解消できそうだ。