三種町で先月27、28日に、砂像イベントである「サンドクラフト in みたね」が開催された。会場となった釜谷浜海岸には、県内外から参加したチームが制作した小型・中型作品や、ゲストとして招かれた芸術家が制作した大型作品などがずらりと並び、訪れた大勢の観光客らの目を楽しませていた。
昨年までは砂を押し固めて削るという手法で「砂像」を制作していたが、製作チームや観客から「力を合わせて一生懸命作った作品が、1ヶ月ほどで跡形もなく崩れ去ってしまうのは悲しい」「芸術的な作品を、美しい状態のままずっと保存してほしい」などの声が多く寄せられたため、今年からは砂像の素材を「石」や「コンクリート」などに変更。これにより、完成した作品が雨や風ですぐに劣化する心配がなくなった。
大会主催者は「今後は木像や銅像なども素材として取り入れ、皆が制作した芸術作品が、海岸を訪れた人の目をいつまでも楽しませることができるよう尽力したい」と話している。