消費税が増税され、税率が今年の4月1日から8%に引き上げられた。
消費税は1989年に3%で施行され、1997年に5%に引き上げられたという経緯がある。来年2015年10月には10%に引き上げられる予定となっており、今回の増税も含めて今後の景気の動向に大きく影響を及ぼすことが懸念されている。
この件を受けて、秋田県知事は記者会見の中で「消費税増税対策のため、4月1日から秋田県内ではすべて『物々交換』でやり取りすることを決定した」と発表。「人々が直接物々交換を行えば、お金のやり取りが発生しないため、消費税率が何%であっても関係なくなる。将来的に消費税が100%や200%になったとしても、県民が問題なく暮らしていくことが可能になるだろう」と説明した。
男鹿市で野菜農家を営む男性(53歳)は「うちは元々、採れすぎた野菜や形が不恰好で規格外品になってしまった野菜などを近所の漁師や畜産農家や米農家におすそわけして、お返しに魚や肉や米をもらうなどの形で物々交換をして暮らしてきた。春慶塗(しゅんけいぬり)職人や曲げわっぱ職人の親戚もいて、この辺も物々交換で何とかなっているので、今後物々交換が必須になっても特に問題はないだろう」と話している。