深刻な少子化が問題となっている秋田県。この状況を改善するため、県の人口問題対策課は少子化対策として、県内のキャベツ畑の面積を拡大する方針を明らかにした。
農林水産省と秋田県のデータによると、平成25年度の秋田県のキャベツの作付面積は377ヘクタールで、出生数は6,248人。1ヘクタールあたりでおよそ16.5人の赤ん坊が産まれている計算になる。県は今後JAグループと連携して、生産コスト低減と生産性向上を図ると共に、キャベツの作付面積を拡大。平成30年までに1,000ヘクタールを目指す考えだ。
また、赤ん坊を運ぶ役割を担う「ヨーロッパコウノトリ(シュバシコウ)」についても県が調査したところ、現在秋田市の大森山動物園でたった1羽が飼育されているのみという現状が明らかになった。この調査結果を見た県民からは「1羽では少なすぎて赤ちゃんをたくさん運べない。これが少子化の一因ではないのか」という指摘が相次いでおり、県は急遽ヨーロッパコウノトリの飼育数を大幅に増やす方針を固めた。