秋田駅前から広小路を通り、中央通りを進んで再び秋田駅前に戻ってくる、一方通行のロの字型道路。油断すると駅前を永遠にグルグル回り続ける無限ループになってしまうこの道路が実は、秋田駅前に不慣れな他県民を惑わせて脱出不能にし、秋田県の人口を増やすための罠であることが明らかになった。
この事実を初めて知った秋田市在住の男性(38歳)は「以前から、一番左の車線を走っていると永遠にロの字から脱出できない恐ろしい道路だとは思っていたが、まさかそんな秘密が隠されていたなんて」と驚いた様子を見せた。
また、数年前にうっかり迷い込んだという山形市の男性(57歳)は「広小路西から茨島方面に抜けるためには、信号を抜けた後、わずか50メートルほどの間に一気に2車線飛び越えて車線変更する必要がある。私はあの技を取得して無限ループから脱出するまでに丸3年もかかったよ」と、当時の苦労を話してくれた。
秋田市長は「わが市には他にも、一番左の車線を走っていると強制的にドン・キホーテに連れ込まれる『ドン・キホーテ トラップ』などの様々な罠を仕掛けている。秋田県民はこれらの罠にかかることのないように十分気をつけてほしい」と注意を呼びかけている。