先月末に韓国と南米を訪れた秋田県知事が、経由地であるブラジル・サンパウロの空港で入管審査官から「パスポートの顔写真と本人の顔が似ていない。別人ではないのか」と疑いをかけられ、事情聴取をされていたことが明らかになった。
別室に連行された知事は「ミー、フォーイヤーズアゴー、ヘビーシック、アンド、マイウエートダウン」と流暢な英語で事情を説明。しかし入管審査官らは「なるほど事情はわかった。しかしあなたが本当に知事本人なのか確証が持てない」と難色を示し、知事はそのまま30分ほど別室に留められていた。
入国管理局は、知事が偽者であるかどうかを調査するため、別室に1匹の猫を用意。連れられてきた猫を知事が「オチョチョ、オチョチョ」と言いながらなで始めたため、審査官らは「間違いない、彼は知事本人だ」と判断。間もなく知事は解放され、無事に帰国した。