政府・与党は2017年4月の消費税増税時に、生鮮食品と加工食品を合わせた食料品全般(酒類、外食を除く)を軽減税率制度の対象にすることを明らかにした。これにより消費税率10%への引き上げ後も、食料品は税率8%に据え置かれる形となる。しかし一体どこまでが「食料品」の範囲に含まれるのかは、専門家の間でも意見が分かれているのが現状だ。
政府・与党は「世間一般的には、セリの根っこは食べずに捨てる。従ってセリの根っこは食料品には含まれない」という見解を示した。しかしそれを聞いた秋田県民は「きりたんぽ鍋には三関セリの根っこが欠かせない!」「むしろ根っこが本体!葉っぱの方はおまけだ!」と猛反発。国会議事堂前では秋田県民100万人による大規模なデモが行われた。
また、隣の山形県でも「ひょう(スベリヒユ)は雑草じゃない!食べ物だ!」と、県民がプラカードを掲げて主張。その他にも「イナゴとザザムシは虫じゃなくて食べ物だ!(長野県民)」「ルッツも虫じゃない!(北海道民)」等々、全国各地でデモが相次いでおり、政府与党は対応に追われている。