真冬になっても雪がほとんど降っていない秋田県。県民から「雪がないと正月らしくない」「スキーができない」「かまくらも雪だるまも作れない」などの苦情が相次いでいることから、県の環境管理課が調査を行ったところ、秋田県の天候を調整する「天候管理装置」が故障していることが明らかになった。
県は「秋田県は明治4年(1871年)に完成したもので、140年以上たった今ではあちこちの設備が老朽化してきている。今回の故障もその一環だ」と県民に説明。天候管理装置の故障は今回が初めてではない。2013年にも装置が故障し、梅雨入り後も雨が降らずに水不足が続いた。その時は雨乞いで応急処置をしたものの、修理が上手くいかず、その後一転して県内全域に激しい雨が降り注いだという。
知事は「部品を取り寄せてすぐに修理をしたいのだが、現在東京オリンピックの影響で資材が高騰し、人手も不足している。県民にはもう少しだけ辛抱していただきたい」と話している。