FOOTBALL

<2003/05

2003/03>

2003/04/25


 ZEROから。

 今年のCLはTOP4にイタリア勢が3チーム進出する結果になりまして、来季以降の3
シーズンも、引き続きセリエにCL枠4が与えられるコトになりました。昨季迄のイタリア
の低迷振りと言い、イングランド&ドイツ勢の盛り上がり具合と言い、そろそろイタリア
は3枠で、イングランドorドイツが4枠になるのじゃ無いだろうかと期待していたのです
が、イングランド勢はまだしも、ドイツ勢に至っては草刈り場としてしか登場できず、4
年後にはCL枠が2になるんじゃないかとカナリ心配です。

 1位のスペインが15ポイント、2位イタリアが14ポイント、3位のイングランドはソコから
4ポイント離れている様です。今大会の結果によってはイングランドとイタリアが逆転す
るんじゃないかと思っていたワケですが、残念でなりません。イタリアのレベルが上
がったって言うよりも、周りが一方的に凋落したって感じですかね。ま、一定のレベル
を保っているってのは、ソコがイタリアの強みなのでしょう。

 決勝トーナメントの組合せを無視するなら、スペイン2、イングランド1、オランダ1辺り
が丁度楽しげなサッカーを魅せてくれそうだったのですが、現実は思う通りに行きま
せん。(シーズン開始当初のままだったら、ミランもね。)

 未だに安心してセグンダ降格圏内を抜け出たとは言い切れないバルサですが、CL
敗退の結果を受けて、経営陣が辞職するそうです。コレは凄い。クライフが目指す様
な改革には20年位の時間が掛かりそうだと思っていたのですが、もっと早く収束する
のかも知れません。って言うか、CLにも出られず、UEFAカップにも出られず、下手す
りゃセグンダ落ちするクラブになんか構っていられないって言うのが本音の様な気もし
ないではありません。何にしても抜本的な改革が成されるであろうコトは良いコトだと
思いたいです。

 同じく、改革を成すべきチームがヨーロッパにはもう1つありまして、モチロンそれは、
ドイツのバイエルンです。両チームとも略称がFCBって言うのは只の偶然でしょうか?
倒産したキルヒメディアと秘密契約を結び、法律に違反してはいないコトを盾にDFLと
ヒタスラ対立。このままだったら僕達、セリエに移籍しちゃうよ!とか、カイザー自ら仰
る程、ハチャメチャな事態になっていたワケですが、その後、カイザーやヘーネスが折
れて和解金を支払い、何事もなかった様に収束の方向に向かうのかと思いきや、現
在ルンメニゲが駄々をこねてる模様。どうなるんだかサッパリ解りません。

 元々リーガでの発言権が大きすぎたのが今回の問題の引き金で、このままでは、
ヨーロッパの舞台で戦えるのはバイエルンだけ!って言う、天上天下唯我独尊な理
由により代表選手を集めまくったソノ強引な手法まで批判の矢面に立たされるのは
確実。来シーズンも1次L敗退ってなコトになったら、どうなるんだか解りません。

 コノ、1次L敗退ってトコロがポイントで、ソコで負けなきゃ多分何も変わらないだろう
ってのが、いわゆる1つの問題です。バルサと違ってバイエルンは見た目大筋間違っ
ていないってのが、状況を一層深刻にしているワケでして、バイエルン、ひいてはドイ
ツサッカー界の真の夜明けは、まだまだ遠い未来の出来事の様です。

 ちなみにバイエルンは現在怪我人続出で、一時期アレ程あった貯金を使い果たし、
マイスターシャーレ獲得も一気に怪しくなりましたが、他の上位チームも付き合って負
けてくれているため、今のトコロ事なきを得ている様です。

2003/04/24


 大爆発。

 いくら何でも4点獲って次のステージに進めないってありですか?引退宣言を撤回し
て3年契約を結んだのは昨年のコトだったと思いますが、つい先日、冗談めかしながら
も90歳迄監督を続けるなんて言っちゃいまして、現状にカナリ満足している様子のファ
ギーでしたが、そのポジションから追われる日は、それ程遠い日のコトでは無いかも
知れません。

 アウェーでの白い巨人戦を1-3で終えた赤い悪魔は、オシェイを復帰させたDFライン
を構成。サスのスコールズの替わりに負傷明けのセバを投入する布陣かと思いきや
スコールズの替わりにはソルシャーを起用。なら黙ってコノママ行けば良いのに、何と
ベックを引っ込めてセバがスタメン。この、常人には理解不能な采配が、結局は今季
CL準々決勝敗退の原因であるコトは間違いないでしょう。

 ギグスとベックは絶対に移籍させない!と言明していたファギーでしたが、数日前に
ベックが、レアルに移籍しないとは言えない、と謎掛けめいた発言をしたモノだから激
憤。ヒョットしてそれに怒ってベックをスタメンから外したんじゃないだろか?なぁ〜ん
て浅はかな素人考えも浮かんできますが、そんなコトしたら、自分で自分のクビ絞め
るダケだしあり得ないか。

 後半から出場したベックは鬼の様な形相で2ゴールをGET。しかしプリンがハットト
リックで4-3。レアル側では、虫垂炎のラウルの替わりにグティが登場。ついでにイン
グランド対策なのか、マッカも登場。スタンドのブーイングを一身に集めておりました。

 もうコレで、プレミアに集中するしかなくなったマンUですが、選手達の気持ちが上手
く切り替わるかどうか、ベックの心に何かわだかまりが残っちゃいないか等、精神面
で心配な点が山積みです。

 何だか今日の試合を観ていると、ベックがマンUを離れるのも致し方なしって感じざ
るを得ません。でも、イングリッシュフットボーラーが海外に行って成功した例ってアマ
リ無いし、(キーガンとインス位しか思い付かない。)イングランド代表キャプテンがレ
アルに移籍してポジションがベンチ何てコトになったらシャレならないんで、何とか納
まるトコロへ納まって欲しいです。

 大体去年はファギーが監督を続けるコトってのがベックの契約延長の条件だったハ
ズ何ですケドね。周りが騒ぎ立てているダケだって思いたいです。

2003/04/22


 罪と罰。

 先日、イタリアで大活躍を続ける俊輔の来季の移籍先としてアトレッティの名前が
挙がっておりまして、ユージュアリーな日本人としては、俊輔のプレースタイルは、ア
トレッティの戦術に合うのか?って言うかそもそもスペインのサッカーに馴染むコトが
出来るのか?ってなコトをテーマに何か書き綴ってしまうトコロですが、ソコはソレS's
Webのコト、俊輔はもちろん、スペインサッカーに対してもそれ程の知識は持っており
ませんので、そんな話はしません。って言うかしたくても出来ません。

 じゃ何でコノ話題を振るかと言うと、現在アトレッティのGMやってるフットレが、今度
の会長選挙に立候補する!って言うニュースを目にしたからなのです。アトレッティ会
長の椅子と言えば、脱税&手抜き工事が趣味と言うか生き甲斐で、何度も刑務所を
出たり入ったりの繰り返しで、遂に刑務所を別荘と言うよりも自宅にした感のあるヘス
ス・ヒルが、自分の目の黒い内は絶対に手放さへんでぇ〜!って位の怨念を感じさせ
るポジションなワケですが、よくもまあ後釜に立候補しようなんて命懸けの行為に出た
モンだなと、フットレもヒョットして誰かに脅迫されたりしているんじゃないかと思いヒヤ
ヒヤです。

 そんな屏の中の懲りない一味、ヒルですが、自分が市長を務めていた時に市民の
血税をクラブに注入すると言う暴挙を敢行。コレがマドリッド市のだったらまだ言い訳も
成り立つ様な気がしないでもないのですが、ドコだか忘れたケド、マドリッドとは全然
縁もゆかりも無いトコの税金を使ったもんだから、大好きな屏の中で過ごさざるを得な
くなったのも当たり前の話。

 当然の様にアトレッティの会長職を、当時の副会長と一蓮托生で解雇され(確か)
ヒョットしてアトレッティの会長って今誰もいないのかも知れませんが、前述した通り、
それ程スペインサッカー事情に詳しくないので間違ってるかも知れません。

 ヒルの功績と言うと、現バルサ監督アンティッチの元、パンティッチ、ベイブル、シメ
オネを要し国内2冠を果たしたコトや、1シーズンに4〜5人監督を替えるコトや、監督を
替えるのが趣味と言うか、監督をクビにするために雇い入れてるのかとか色んなコト
が思い浮かびますが、最もアンビバレンスなメタファーとしては、アトレッティのユース
を解散したコトにありましょう。

 その為ラウルはアトレッティの宿敵レアルへ入団。確か17才でデビューした若者は
今やスペインって言うか世界サッカー界の至宝です。そのラウルが盲腸の手術を行っ
たため、CL2Leg、オールドトラッフォードでのマンU戦を欠場するコトになったのは、何
ともウレシイ残念なニュース。替わりはどうせモリが出て来るんだろうし、かえってそっ
ちのが怖いです。

 え〜っ、つまり何が言いたいのかっつーと、そんなヒルの後に引き受ける会長職に
はカナリの苦労が付きまとうだろうって言うのが容易に想像できるので、もしフットレ
が会長になったら、シーズン中に10人位監督を替えるコトになりゃしないかと心配です。

2003/04/20


 マッチポンプ。

 プレミアリーグで何回か行われるマンUの紅白戦。今回はローバーズ戦で、コール、
ヨーク、ベルグの3人が出場しております。もう2人位いた様な気もしないでは無いの
ですが、ハッキリ言って忘れました。優勝をかけた大一番の真っ最中なので、紅白戦
と言えど力を抜くワケにはいかないのですが、多分怪我がキツかったろうスキッパー
はベンチスタート、オシェイはどうしたんだか解りません。

 ガナーズ戦の後半で苦労して辿り着いたオシェイ抜きのDFラインは、結局左サイド
にフィルを入れる形で落ち着いたみたいです。そりゃそうだろ。スキッパーの替わりは
久々登場のフォーチュン。最近はスッカリCHが板に付いてきました。俊輔が日本で騒
がれている様に、フォーチュンも南アでCH転向!とかって騒がれているのでしょうか?

 ギグスがキャプテンマーク。最近はスキッパーがいない時はベックがキャプテンマー
クを腕に巻くコトが多かったのですが、ベックも2試合出場していなかったし、ガリーも
ベンチだしで当然です。

 ガナーズとは最悪得失点差の勝負になるのコトが予測されるので、1つでも多くの
得点を期待したいトコロですが、ベックの正に狙い澄ましたピンポイントパスから、伊
藤英明がGET!幸先良かったのですが、マンU返り咲きを狙う(?)ベルグの逆襲に
あい、1-1。

 久々にキャプテンマークを身につけたギグスは大活躍をするコトが多いのですが、
今日の試合も正にソレ。気分爽快なドリブル突破を何度も魅せてくれました。そっから
チャンスが広がり試合は3-1で勝利。残念なのはギグスを含め、何度もあった決定的
なチャンスを外しまくったコトでしょうか。6-1くらいにはなってた気がするのですが。

 今日の試合の白眉は、後半から怪我のバルテズに替わって出場したリカルド。プレ
ミア初出場の新鋭GKは、何かアピールしなければバルテズの背中を越えられないと
思ったのか、ペナルティエリアで思いっきりファウルをかましました。その後コールの
PKを見事にセーブ。コノ見事な自作自演っぷりには、掲示板荒らしもタジタジです。

 PKセーブ後、画面に映ったファギーの表情は、『何でウチにはこんなヤツしかおらん
とやろ。』と物語っておりました。って言うか選んだのは自分なんですケドね。

 え〜、後半開始直前、センタースポットに立っている(おそらく)コールに向かって、
(遠目じゃヨークと区別つかん。)伊藤英明が握手を求め、次にベックが語りかけ、さ
すが元チームメイト、真剣勝負の中にも心温まるふれあいシーンだなと思っていたら、
次に近づいたフォーチュンには蹴りを喰らわしておりました。(じゃれていたんだとは思
うのですが)洋の東西を問わぬ体育会系のスピリッツにビリビリ痺れさせて頂きました。

 ガナーズもマンUのリザーブチームボロ相手に2-0で勝ったため、得失点差-1は変
わらず。いつまで続く、このスリル&サスペンス。

2003/04/19


 ペルシャンブルー。

 AFCがですね、イラ9を五輪アジア予選から失格にしたそうです。良くありがちな国
際的な制裁とかでは無く、サッカー協会の存続が確認できないから、なのだそうです
が、もうチョットどうにかならないかと考えてしまいます。

 一方的に戦争をふっかけられた上に焼土&瓦礫だらけになった中、略奪&暴動等が
起こりつつ、政府要人も行方不明。そんな中でイラ9サッカー協会に連絡をとってみた
ケド、繋がらないって、そりゃアンタ、ロンドンのパブリックスクールのボーイズ&ガール
ズだって解るコトですよ。理由がホントなら、もちょっとギリギリ迄待つべきです。

 ワケの解らない戦争をさせられ、敗戦国にさせられ、サッカー迄出来なくなったん
じゃ、マダ発見されていない、何だか凄そうな兵器が発動しかねません。ニュートラル
な立場で見れば、国連決議を無視した側の方を失格にすべきじゃないかと思います
が、そう言えばどうせ一方の国は予選を突破しても本大会には出場しないよな、と思
い出しました。何度も言われているコトですが、政治とスポーツってサザ工さんが切る
タクアンの様に、一見切れている様で実は切れていないし、簡単には切り離せないモ
ノなのだと、再認識致しました。

 え〜っ、イラ9に程近いカタールが、今かなりホットなスポットになっております。ペル
シャ湾岸の国々にとっては、一緒にすんじゃねぇ!なんて思っていそうですが、どうせ
彼の地の方々も中国・韓国・日本は一緒だと思っているハズなので、お相子ってコト
に勝手にしてみます。

 もちろんサッカー的にホットって言うか、更に限定するならばドイツサッカーマニア的
にホット。何でもですね、カタールサッカー協会がドイツ人のイカしたベテラン選手達を
次々に獲得しようと目論んでいるらしいのです。

 トップを切って契約した(らしい)選手は"スーパー"マリオバスラー。推定年俸2億6
千万円だそうで、カタールなんて秋田県と同じ位の面積しか無いハズなのに、どっか
らそんなお金が出るのかと、同じ面積ながら赤貧に青色吐息で喘いでいる1秋田県民
としては羨ましい限り。石油による利権ってのは凄いモノですな。国連決議を無視し
たくなる気持ちも解らないでも無いかも知れませんみ。

 で、次のターゲットはエッフェンベルグ、ヘスラー、メラー等と言われております。ヘス
ラーと言えば、怪我から復帰し、最近何かと話題のHSVとの対戦でベンチ入りするそ
うですが、スタメン出場は無い上に、来季の契約はして貰え無さそうなので、カナリ寂
しいです。来季ツバイテから上がって来るケルン入りの話もありますが、この際皆仲
良く、'90年代に#10背負ってたドイツ人対決をカタールで実現して欲しいです。

2003/04/18


 酒とSARSでアル中アメリカ。

 まるっきり期待していなかったと言えば嘘になりますが、本心は違うトコロにありまし
て、ネタ的にはこうなったら面白いだろな位に思っていたコトが、現実のモノになってし
まいました。ノッケから何をそんなに言い訳しているかと言うと、Cリーグ2部で心機一
転、プレイングマネージャーとして大活躍しているハズのガッザが、アメリカの病院に
入院していると言うニュースを伝え聞いたからです。

 え〜、コレが例えば前十字靱帯とかですね、半月板とか股関節とかサッカー選手に
ありがちな負傷が原因だったら、あぁ、故郷を遠く離れたオリエンタルムード満点の異
国の地で、慣れないながらも一所懸命頑張ったせいなんだなぁ、とか感慨も深くなる
ワケですが、そうでは無く、もはや持病とさえ言い切ってしまえる、って言うか、そう言
う体質、あるいは性格だから仕方ないって感じすらしてくるアルコール中毒治療のた
めと言うから、流れる涙すら酒臭いです。

 飛行機乗換のために到着したヒースロー空港で既に泥酔と言うから笑うしかありま
せん。アルコールと縁を切るために選んだ(かも知れない)中国への移籍ですが、離
れれば離れる程望郷の念が募ったか?老酒と紹興酒に溺れる日々を過ごすコトに
なったのも、想像に難く無いです。

 もうコレッ切り酒はやめよう!と思った(かも知れない)ガッザが、久しぶりに乗り込
んだブリティッシュエアウェイズで嗅いだ懐かしい香り。気が付いたらエール&ギネス&
スコッチ&ラム&ジンをチャンポンでイってしまったであろうコトなど、ロンドンのパブリッ
クスクールボーイ&ガールの良い子チャン達にも解りきったコトです。

 サッカー選手としてってよりも、人として1日も早い回復を願って止みません。ひょっと
したらコレが、SARSに怯えたガッザの、ウルトラC級の中国脱出劇だったかも知れま
せんが、仮にもし事実だとしたら、数年後に映画化して欲しいです。

 そんなコトあるワケ無いと思いますが、藤吉も似た様なコトして帰って来たとしたら、
もう本格的にヤバイです。何がヤバイってソリャもうアンタ、中(以下、自粛。)

2003/04/17


 プレミア狸合戦。1人はキツネか。

 今シーズンのプレミアシップ天王山、ハイバリーでのガナーズ対マンU戦。リーグ戦
とは言いながら、今日のコノ試合こそが、事実上の決勝戦と申せましょう。マンUのス
タメンは、6-2で大勝した週末のマグパイズ戦とまるっきり一緒。怪我のため途中交
代したスキッパー&オシェイのアイルランドコンビの出場が危ぶまれておりましたが、
フタを開けてみれば、2人共仲良く&元気良くカクテル光線に照らされておりました。

 ガナーズの方はどうだか良く解りませんが、同じく怪我のため出場が危ぶまれてい
たビエラがスタメン。ベルカンプも出場と、恐らくシーマン以外はフルメンバーで大一番
に臨んだのではないかと思われます。ベックはベンチ。

 決勝戦らしく、スタンド&フィールド&ベンチの全てが大興奮。熱く、タイトで闘志剥き
だしの中、先制点は左サイドをドリブルで持ち込んだ伊藤英明が決めました。そのス
タイルと言い、起き抜けの寝ぼけ眼のせいもあり、ギグスが決めたモノだと勘違いし
て、早朝とは言え、まだ真っ暗な闇の中、酸欠になりそうな程絶叫してしまいました
が、すぐに別人だと気付き、大きな深呼吸を繰り返し、半分眠っていた脳みそに、急
ピッチで新鮮な酸素を送りこみました。

 コレが23分。ハッキリ言ってコノ瞬間にタイムアップのホイッスルがスタジアムに鳴
り響くのを期待しましたが、もしそうなったら、ロンドンの街が暴徒によって荒らされる
コトが確実。市民の平和のためにも、残念ながらプレーは続行されました。

 後半からオシェイに替え、ガリーがピッチに立ちましたが、コレがいわゆる1つの大
誤算に!ソレまで右SBでピレス&コールを良く押さえていたブラウンをCBに移動して
定位置に入ったワケですが、ソコをピレス&コールが難なく突破。ガリーをあざ笑うみた
いに稲妻の様にボールが移動。ピレス→コールと繋いだボールがアンリの足に偶然
当たり、ヘナチョコゴールが決まって1-1。その後、当然の様に姿を現し始めた自由な
ピレス&コール。

 ココまで公平なジャッジを行ってきた審判団ですが、挙動不審なタッチジャッジによ
り、マンUボールのスローインがガナーズボールに替わったなと思ったら、明らかなア
ンリのオフサイドを見逃し、2点目をプレゼント。どうなってんだ!って激昂しかけたトコ
ロで、ギグスが珍しくヘディングシュートを決め、同点に追いついております。

 振り出しに戻ったトコロでファギーは、CBのブラウンと右SBのガリーをポジションチェ
ンジ。コレで落ち着くかと思われた赤い悪魔のDFですが、今度はマンUの右サイドか
らセンターで精力的にアンリが活動しだし、コリャあかん、と思ったかどうか、ファギー
はアンニャロをCBに戻し、ガリーを何と左SBへ。やったコトあんのかよ?って3村マサ
カズ風にツッコミを入れたいトコロでしたがコレでようやくDFラインが安定しました。

 守備固めのために入れたガリーが結局守備陣に混乱をもたらし、ハッキリ言ってオ
シェイ→ガリーの交替が無ければマンUが楽勝で勝っていた様な気がしないでもない
辺り、今後のガリーの動静が不安です。自分の選手入替が失敗したせいで失点した
と、明らかに動揺した様子のファギーは、その後の勝負所でもベックを投入せず、この
日訪れたハイライト、キャンベルがレッドカードで退場した後も攻撃の枚数を増やそう
とはしません。負けるよりも引き分けの方が良いと思ったのは間違い無し。

 コノ試合、内容はどうあれ、絶対に勝点3を得なければならなかったマンUですが、
結局勝点1を積み上げるのが精一杯でした。残りカードを考えればガナーズ有利は、
柔チャンと対決するボブサップの様に揺るぎないのですが(良く解らん)、強行出場し
たビエラが負傷交替。更に追いすがって来るソルシャーに振り向きもせずに肘鉄喰ら
わしたキャンベルが5月の試合全て出場停止と、マンUのプレミアタイトル獲得に、僅
かながらも、高原の草花がそよぐ程度の微風が吹いております。

 マンUはコレからローバーズ、スパーズ、アディクスにトフィーズと、楽が出来そうな
のはアディクス戦位しか思い当たらないのですが、そう言う試合こそ得てして足下をす
くわれかねないモノ。結局1試合も気を抜けないのですが、そんなコトもあって、キャン
ベルがソルシャーを倒した地点はペナルティエリアの外で、どっちかっつーとって言う
か、遙かにタッチラインに近かったワケですが、それPKだろ!と、ようやく白み始めた
朝の静けさの中、再びの絶叫を繰り返してしまいました。

 …残り4試合は勝点12&得失点差+10をσ゚Д゚σ ゲッツ!!希望。

2003/04/16


 都合の良い選手。

 ヴォルフスブルグ退団後、浦和への御降臨説も囁かれたエッフェですが、その後全
く音沙汰無し。ある程度予測出来たコトで、それ程の虚脱感とかはありませんが、そ
の虚脱感を軽く越える虚無感を堪能できる話が西から流れてきました。

 CL2次L進出を逃した上に怪我人続出で、現在のリーガぶっち切りトップ独走状態に
いつ終止符が打たれるのか、ハラハラし通しのバイエルンですが、最近は貴重なバッ
クアッパーとして活躍しているフィンクを、浦和に移籍させる方針なのだそうです。

 ショル、カーン、フィンク、タルナトと、もしかしてバイエルンのレギュラーを養成するた
めに存在するチームなのかと一時期誤解されていたカールスルーエからバイエルン
に移籍し、リーガ3連覇並びにビッグイヤー獲得に多大な貢献をしてきたフィンクは、
今シーズン終了後、リザーブチームのコーチ(多分監督)に就任するってコトで話が大
筋決まっていたみたいです。

 そこに、元浦和&カールスルーエプレイヤーのギドブッフバルトを通して、衝撃的な
オファーが、まるで青い稲妻の様にフィンクの足下に突き刺さりました。♪ヘイヘイヘイ
フィンク♪Jリーグの〜♪浦和〜で頑張りましょ〜う!

 現役続行を望むプレイヤーなら、しょうがない、最後にジパングで濡れ手に粟で稼が
せて貰おうじゃないの!って位考えそうなモノですが、本人はバイエルンのスタッフ入
りを強く希望。GMのウリヘーネスともキッチリ話がついているので、コノ話は遠距離恋
愛にありがちな、自然消滅への流れで落ち着くのかと思いきや、とかくままならぬ人
生の縮図を感じさせる事態が浮上して来ました。

 来シーズン、日本でのマーケット拡大を画策し、その目玉として中田、稲本、三都主
辺りを獲得しようとしているルンメニゲが、その為の親善大使として持って来い、今以
上のタイミングでコレ以上の人材はいない!とあくまでクラブの利益重視で考え始め
たらしいので、引退後はクラブスタッフ入りと言う、サッカー選手としては1つの理想的
なレールを歩き始め、充実したセカンドライフを夢見ていたフィンクの将来設計は、脆く
も海の藻屑と消え果てる運命の様です。

 フィンクが来たからと言って、日本でのバイエルン人気が高まるワケでは無いっつー
のは、過去にもケルンやフランクフルトやシュツットガルドやドルトムントやブレーメンの
人気が高まったコトが無い以上に明らかなコトで、どっちかっつーとアンチバイエルン
を増やす結果に繋がりかねないと危惧しているワケですが、ジパングがもたらす(で
あろう)巨万の富に想像の中で目が眩んでいるルンメニゲには解るハズもありません。

 誰かルンメニゲに、止めとけって耳元で囁いて欲しいし、ジャパンマネー獲得計画が
失敗に終わった時にフィンクが置かれるであろう立場を考えると、正に太平洋に1人
ぼっち。世界を意のままに出来る指輪を捨てるために、いつの間にか中心人物にされ
てしまった小人の様な心境なのでは無かろうかと、推し量るのが精一杯でございます。

2003/04/14


 髪型が決まらないと今日の私は出掛けません。

 この週末もまた、2人の選手が現役引退を表明しました。まず1人目は獅子王バル
デラマ。MLSとの契約が延長されず、エクアドルのアウサス・デ・キトとか言う、まるっ
きり聞いたコトも無い様なチームへの入団も噂されておりまして、アメリカのクラブと契
約できない場合は引退するんじゃ無かったのかよ!と3村マサカズ直伝の鋭いツッコ
ミを入れる準備をしていたのですが、結局初志貫徹して引退する様で、そうなったら
なったで、エクアドル行くんじゃないのかよ!ってツッコミを入れたくなる辺り、さすが
ラテン人は飽きさせないなと、しみじみ実感しております。

 気が付くと41歳だそうで、その年齢でプレーヤーを続けながら、あのヘアスタイルを
維持するのは流石にもう限界だろうと、1人目頭を熱くさせております。あくまでアメリ
カでのプレイに拘ったのには、やはりバルデラマ専属のカリスマ美容師の存在があっ
たのでは無いかと、川合俊1並のお洒落さん疑惑が持ち上がっています。

 インサイドキックだけでゲームを作るプレーぶりは、是非日本に来て子供達の見本
になって欲しい気もしますが、そうすると10年後の日本代表選手は皆、極端ながに股
になる恐れがあるため、ソコも1つの考えドコロ。最初の言葉を信じるならば、これから
は指導者になる勉強をするらしいので、是非、獅子王2世と言われる様なヘアスタイ
ルで、
バルデラマ2世と呼ばれる様な名プレイヤーを世に出して欲しいです。

 も1人はペテアシュマイケル。1番最初に名前を見た時はこうだったのですが、いつ
の間にか英語読みのピーターになっている辺り、海外サッカー選手の日本への紹介
のされ方としては、良くありがちです。マットイス→マトイス→マテウスとか。ソルスキ
ア→スールシャールとか。(当ページでは面倒なのでソルシャーと呼んでます。)未だ
に呼び方が統一されない珍しい例としてカニージャorカニーヒアがおります。

 この、ちょっと油断すると、『マテウスってMF、昔いたマットイスってDFに似てるケド、
マテウスの方が全然センスあるよな。』って口を滑らしてしまって世間の失笑を一身に
集めそうな状況も、昔は周りに詳しい人がいなかったせいもあって、自分1人の世界
で『危ねぇ、危ねぇ。』って人知れず心の中で冷や汗をかくだけで良かったのですが、
サッカーがニワカにメジャーになった昨今、カナリの注意が必要です。って言うか、『何
だよソレ』って一笑に付されそうですが。

 シュマイケルも、プレミアの激しいリーグは懲り懲りさ!っつーてポルトガルに行った
ワリにあっと言う間にプレミアに帰ってくる辺り、大84巨泉の様にスローダウンしてみ
たら手持ちぶさただったってコトでしょうか。シュマイケルを1番最初に凄いなと思った
のは、'92ユーロの決勝で、ロイターの決定的なシュートを防いだ瞬間でしたが、ホント
にシュマイケルがいなければ、ドイツが勝っていたかもしれない試合だったダケに残
念でなりません。

 その後ロイターは代表選手として急激に失速。BVBでCHなんかやってるトコロを見
ると、ロイターのサッカーセンスは、シュマイケルに根こそぎ吸い尽くされてしまったの
かもしれません。

 え〜っ、以上、'90年代を代表する2人の怪人引退についてお伝えいたしました。

2003/04/13


 CH上がりすぎ。

 プレミアシップタイトル獲得7番勝負を実施中のマンUは、その2戦目に当たるマグパ
イズ戦をセイントジェームズパークで行いました。(1戦目はレッズ戦ね。)少年漫画に
ありがちな、7階建ての古城の天辺に目指すモノがあり、各階毎に刺客が待っている
ってストーリーを彷彿させる展開ですが、良くありがちと言いつつも、真っ先に思い浮
かんだ漫画がキン肉マンだと言うのが、何とも言えない無常感を誘います。やはり
ココは映画好きとしても、ブルースリーの死亡遊戯を思い浮かべるべきだったでしょう。

 怪我&移籍問題が雨後の竹の子の様に大発生しているベックは完全休養で、ベン
チはおろか、(おそらく)スタンドにもいません。自宅で家族と共に、るるぶマドリッドを
読んでいる可能性大。

 序盤押し気味のマグパイズは、ヨーロッパの舞台で悪評高きタックラーぶりを遺憾な
く披露したシアラーが、4回目のタックルでイエローカードを貰うと共に失速。先制点を
挙げた時には、とても70歳とは思えない程の眩しいスマイルで辺りを照らしていたボ
ビーロブソンですが、その後マンUが得点を重ねる度に、徐々に70歳らしき落ち着きを
取り戻していきました。

 マンUの得点はスコールズ×3、ギグス、ソルシャー、伊藤英明の合計6点。一時は
首位ガナーズとの得失点差-5をチャラにする勢いだったのですが、バルテズのヘナ
チョコプレーもあって、最終的なスコアは6-2。得失点差は-1となりました。

 ハムストリングのギグスが前半で交替。ギグスのゴールに繋がるオーバーラップ&
切り返し&バー直撃シュートを見せ、もうアンニャロはいらないヤロっ!て位活躍したオ
シェイが負傷で交替した後は、今シーズン限りの引退が噂されるブランを投入。この
ままハッピーにタイムアップを迎えるかと思いきや、スキッパーが負傷。3人の交替枠
を使い切った後なので、マンUは残り10分位を10人で戦ってみせる太っ腹振りを披露。

 大量得点で勝ったのは良いのですが、ミッドウィークのガナーズ戦に、スキッパー&
オシェイのアイルランドコンビが出場できるのかどうかカナリ心配です。ガナーズの方
ではヴィエラが欠場って噂もあり、物理の先生が風邪で休んだので今日は自習です
って教頭先生が言う位の期待感も高まっておりますが、今はただただマンUが勝つ様
に瞳をキラキラさせながら星に願うだけでございます。

 って言うか、レッズ戦とマグパイズ戦の得点を、レアル戦とガナーズ戦を足して割っ
てくれ。

2003/04/11


 キミはまだ超高校級か。

 かなり多くの出来事をスっ飛ばしてしまった3月中に、藤吉のCリーグ入りに匹敵す
る位の大ニュースがあったのを思い出しました。それは下川の負傷です。選手として
まだまだ御隠居するには早過ぎるし、自分をお払い箱にした元国営鉄道会社がスポ
ンサーのクラブを見返してやる!って、確実に思っていたハズがズ〜ット試合に出る
コトが出来ず、横浜の爽やかな風に吹かれ、軽快なプレーで観客を魅了するチームメ
イトとは裏腹に、ベンチorスタンドで確固としたポジションを築き、その地位を不動のモ
ノとしつつあった下川に、サッカーの神様は、正GK榎本達の左手小指第2関節骨折と
言う、小粋なプレゼントをしてくれました。

 数年振りに出場できそうなJリーグ。その陰には日本代表時代から交流がある、ディ
ドの力も多少なりとも働いているのではないかと、思春期の中学生みたいに、いけな
い妄想を膨らましては眠れない夜を過ごしていましたが、今度は下川が左太腿肉離
れを起こし離脱。当の本人が眠れない夜を過ごすハメになってしまいました。

 肉離れが治らないまま新シーズン開幕。コレまでのトコロ横浜のゴールマウスは、
全試合榎本哲が守っております。その姿を見て、満場の喝采と賞賛を一身に浴びる
アマデウスに対し、舞台の隅っこから熱視線を送るアントニオ・サリエリみたいに、嫉
妬と憧憬の狭間で揺れ動く下川がいるのかと思うと、ただただ涙を流すより他に出来
るコトはございません。って言うか榎本達とか榎本哲とか紛らわしいな。お前ら双子か
よ!(え〜、つまりタッちゃんとテッちゃんってコトでゴニョゴニョゴニョ。…南!)

 今シーズン開幕戦キックオフの笛の音を、芝生の上で聞くチャンスを棒に振った下
川は、サリエリ同様、神様に失恋してしまったのかも知れません。って、こんな文章を
書いていると、自分自身の中にも何だか正体の解らない甘酸っぱい葛藤が!…春な
のね。

 で、アマデウス榎本哲の控えには、佐藤とか言う人がいるみたいですが、顔も知ら
ない上に名前も知らないし、ヒョットしらその辺歩いている人をJリーグの試合が無料
で見れますよ!とかの甘い文句で誘惑して来たんじゃないか?とさえ思っていたので
すが、更に新しくJリーグ特別指定選手の塩田とか言う大学生を誘惑合流させました。

 横浜GKコーチのディドは、楽しみだね!なんて当たり障りの無い発言をしていた様
ですが、塩田は高校生の時、水戸-札幌戦でボールボーイを勤め、ディドと握手をした
コトがあるそうで、コノ辺の繋がりを見ると、またもやいけない妄想で頭が一杯になっ
てしまい、榎本哲と佐藤(誰?)の無事を祈らずにはいられません。

2003/04/09


 決めゼリフでごまかしてるんちゃうか?チャララ、チャララ、チャララララララララ

 CL準々決勝第1戦。赤い悪魔はサンチャゴベルナベウに乗り込み、白い巨人と対戦
しましたが、結果は1-3と、文字通り一蹴されました。レッズ戦大勝のイメージを拭い
捨てるコトが出来なかったのか、早くもCLは諦めてプレミア1本に絞ったのか、迫り来
る台風の中、こうもり傘1本さして歩いている位の備えにしか感じられない伊藤英明の
1得点が、ワズカにオールドトラッフォードでの第2戦に望みを残すのみです。

 数字だけ見ると2-0で準決勝に進むコトが出来るので、可能性が無いコトも無い様
な気もしますが、JSL時代の読売クラブが日立と試合する位中盤がチンチンにやられ
ていたので、もう後はS's Web的来季戦力外候補NO.1って言うかOnly Oneのセバの
活躍に期待するしかありません。

 ゲルマン&ケルトにはナカナカ馴染め無い様ですが、ラテン相手には抜群の相性を
誇るコノ男の力は、やはりヨーロッパの舞台で活躍するためには欠かせないってコト
ですかな。

 そう言えば先日のリガエスパニョーラで、シワが1本も無く、プリンの様な脳みそをし
ている可能性がカナリ高いワガママ大五郎の陰に隠れてしまい、ジェフユナイテッド
の本拠地移転問題位、ズ〜ット移籍の噂が途切れるコトが無かったモリエンテスが
83分に、それ迄只フィールド上にいるダケだったそのプリンと交替。わずか10分間の
出場で2ゴールを叩き込むと言う素晴らしい活躍をしておりまして、そのモリエンテス
が出てきたらどうしようと思っていたワケですが、出場しなくて心底ホッとしています。

 もしモリエンテスが出場していたら、単純計算で18点奪われていたのかと思うと、
高校サッカーの地区予選でも滅多にお目にかかれないスコアが記録されていたワケ
でして、今シーズンのバロンドールも確実だったハズなのですが残念です。

 え〜、元々必要なかったハズのプリンに閉め出された格好のモリには、数え切れな
い位の魅力的なオファーがあったのですが、残留→ベンチって、ローマ時代の中田と
同じ位の煮え湯を味わっておりました。ドコカに移籍した方がモリのためだ!と思って
いたワケですが、最近プリンは、インテルに戻っても良い!とかって、ますます脳みそ
のシワの少なさを感じさせるアンタ何様?的な発言をしたので、早くどっか行け。

 話がいつも通りスパイラルして来たので、もうテーマ替えます。(like3ま御殿)ここで
1試合引き分けたからって、今シーズンの優勝チームは今更覆らないブンデスリーガ
ですが、1860がホームで548分ぶりとなるゴールを決めて、5ヶ月振り位にホームで
勝ったんだそうです。

 ハッキリ言ってイッケが出ていなかったのでアマリ気にしていなかったのですが、そ
んな大変なコトになっているとは知りませんでした。イッケ不在の影響は明らかだって
語っているメディアもあったので、練習試合で復帰したイッケの存在は、まだまだ大き
いってコトですな。

 トコロで1860新監督の名前は、ミσ゚Д゚彡σ ゲッツ!!って言うらしいです。…板野?

2003/04/06


 キミは敵味方関係無しか!チャララ、チャララ、チャララララララララ

 トゥーレのファンタジックなプレーにも助けられ、遂に首位ガナーズに勝点で並んだ
マンU。しかしゴールディファレンス5差で2位に甘んじております。マンUがFAカップを
敗退した時には、試合数が減るし、コレでプレミアはマンU有利だ!とか思ったのです
が、ガナーズの方はCL2次リーグ敗退。コレじゃ行って来いでチャラだよ!と思いきや
強豪との連戦が続くマンUの方が圧倒的不利に決まってます。CLでレアルと当たるし。

 レアルの後はマグパイズとも戦って、スパルタスロン完走後のハザマカンペーの様
にスッカリへとへとに消耗しきったトコロで、天王山のガナーズ戦に臨まなくてはいけ
ないのかと思うと、もはや何もかも、目には見え無い全ての不思議なパワーが、マン
Uの優勝を阻もうとしている様にしか感じられません。

 2年連続無冠だと、カンフル剤として選手の入れ替えとか考えたくなるワケですが、
すでにクラブ上層部より、誰かを売らない限り誰も買えないよ!ってキツ〜イお達しを
受けているファギーにとっては悩みドコロ。

 今期はいつもの4倍位、ギグスとベックについての移籍話が持ち上がり、2人のいな
いマンU等、西から昇ったお日様が東に沈む位考えられないS'sWebですが、主力は1
人も売るつもりは無い!とファギー@スチームアイロンが言明。ホッとしましたが、どう
考えても、使えるCFがも1人欲しいトコロ。そすっと売れそうなのはベ■ン…何て名前
が真っ先に浮かんでしまいますが、どんなモノかバカぼんのパパに聞いてみましょう。
『賛成の反対なのだ!』(…ヤッパリな。)

 マンUは、シーズン序盤の不調から脱出してきたレッズと戦ったワケですが、良く考
えてみればマンU自身も今シーズン序盤はヤタラもたついていたんだなと、残り6試合
で首位に並んだ今となっては、遠い過去の様に思えてきます。

 ヒーピアがレッドカードで退場とは言え、伊藤英明がPKで2ゴール。先日のユーロ予
選で代表8ゴール目を決めたギグス。(←少な!)更にソルシャーのへなちょこゴール
が決まって4-0と、まるでワージントンカップを獲らせてくれたお返しをして貰っている
様な意外な大差に、どうせだったらもう6点獲らせてくれよ!と、つい本音が。

 俊輔が所属するレッジーナは、残り全試合が決勝戦とか言われている様ですが、
その言葉は、現在熱いデッドヒートを繰り広げているマンU対ガナーズにこそ相応しい
と勝手に考えております。

2003/04/05


 ピカソって落書きみたいやな。チャララ、チャララ、チャララララララララ

 タイミング的に一緒なので、そう言う話も出てくるだろなと思っていたエッフェの浦和
御降臨説。Jリーグを見ていないので、いつの間にいなくなったのかサッパリ解らない
のですが、退団したエジムンドの替わりに元ドイツ代表クラスを加入させたいと言う浦
和の意向と、見事に一致しているワケですな。

 元所属選手であるブッフバルトを通して、ドイツとのパイプが太いと言うコトからなの
ですが、現在監督とコーチをしているオフト&ヤンセンを通して、オランダとのパイプは
太くないんですか?オフトはともかくヤンセンは、オランダ代表監督候補に何度も名前
が挙がっている人物のハズなのですが。

 ココでドイツ人を1人獲って繋いどいて、引退を決めたカーンを1年間だけ浦和に所属
させる何て言う、恐ろしく気長&緩いプラン実現のための、単なる都合の良い選手にさ
れるんじゃ無いだろな?なんて、あながち冗談とも思われない考えが浮かび、あれ?
今日出掛けに水道の蛇口とめて来たっけ?って位のドキドキ感に、真綿で胸を締め付
けられる様でございます。

 来たら来たで単純にウレシイです。キャラ的にもドゥンガ、ピクシーって感じで、それ
迄のクラブの流れを劇的に変えるコトの出来る選手だと思います。ドゥンガの様に味
方を怒鳴りつけ、ピクシーの様にレフェリーに噛み付くプレースタイルを目の当たりに
し、絶句したサポーターに向かって爽やかに得意の中指立てポーズを決める(であろ
う)姿には、神々しさすら感じてしまいます。

 そのアーティスティックなパースをコノ目に焼き付けるために、日本中ドコにでも出掛
ける所存です。何たって世界一好きなプレイヤーなワケですから。

 しかしマダ来るって決まったワケでもないし、元ドイツ代表でソロソロ第一線を退きそ
うな選手と言えば、今シーズン限りでの引退をほのめかしているメラーとか、もうスッ
カリ構想外なのかと思っていたら、知らない内に怪我をしていて、つい最近復帰した
バカリのヘスラーとか、ジャパンマネー狙いで来季契約して貰えないフロイントとか、
手術してもう治った様な気がするケド試合には全く出て来ないバベルとか、説明する
のイチイチ面倒くさくなったので名前だけ挙げると、フィンク、タルナト、バスラー、リン
ケ、ビアホフ等、キリがない上に飽きて来たのでもう止めときます。

 …コレぐらいいるし、実際浦和が契約するかどうかも解らないので、絵に描いた餅は
絵に描いた餅として、食べるコトはせずに額に入れて飾っておきたいと思います。

2003/04/04


 キミら、もう帰ってええで。チャララ、チャララ、チャララララララララ

 先日、日本対ウルグアイのテストマッチがありまして、負傷で松田が辞退した経緯
もあり、久しぶりに森岡がスタメン出場しました。ガンバ宮本もスコッド入りしていたの
で、コレでようやく近代的なラインコントロールを標榜したゲームが見られるのかな?と
ホンのちょっと期待していたのですが、森岡はジーコから、オフサイドトラップはかける
なと厳命されていたそうです。

 FW・DF間をコンパクトに保てば自然とオフサイドになるって、要約するとコンナ話だっ
たと思うのですが、トルシエ監督唯一の財産であるDF勝負をバッサリと切り捨てた
ジーコの考え方に、06WMを日本代表がお茶の間でTV観戦すると言う幻を取り払うコ
トが出来ません。ジーコ本人はおそらくブラジルTV局の解説でドイツに向かうでしょう。

 ジーコ監督就任以来、あのメンバーで一体誰がDFラインを統率しているのかと、カナ
リ疑問だったのですが、一気に解消。誰もコントロールしていなかったと言うマサカの
オチに、シベ超のラストシーンにも似た衝撃を受けております。ジーコ=マイク水野か?
コレからどの様などんでん返しが用意させているのか、考えるのも怖いです。

 え〜、Jリーグ開設時、習志野をホームタウンにして活動しようとしていたジェフユナ
イテッドですが、騒音問題から端を発した地域住民の反対運動により、習志野側が誘
致を断念。海外旅行先のホテルのフロントで、『その様な御予約は承っておりません
が。』って言われた時位の絶望感に打ちひしがれていたジェフユナイテッドに、救いの
手を差し延べたのが市原市であると、S's Webでは解釈しております。

 その市原市に対して、スタジアムが貧弱だとか、アクセスが悪いとか文句百曼陀羅
を並べ立て、毎年の様にって言うか年がら年中、市原市以外への移転発言を、親会
社が繰り返していましたが、遂に市原市に加え、千葉市をホームタウンにするコトを決
定した模様です。

 …。アクセスの問題は、その専門家である親会社がどうにかすれば解決するので
は無いかって、皆気付いているのに、何となく誰も突っ込めずにいると言う、ジャイア
ンのリタイサル(←ワザと)にうっかり招待されてしまった出来杉君の様な状況に陥っ
ているワケですが、せっかく内職で稼いだお金をソッコーで酒に替えてしまうダメ亭主
とイツ迄も一緒に暮らしているよりも、いっそのコト、スパッと別れた方があなたのため
ですよ、とラジオの悩み相談室の相談員みたいな気持ちにすらなってしまいます。

 クラブ側の企業努力の少なさと、責任を全て自分以外のモノになすり付ける姿勢
には、さすが元国営!と溜飲を下げるより他に出来るコトはありません。新チーム名
の候補として、市原+千葉で『いちばら』何て言う冗談ライクな案が挙がっているみた
いですが、時節柄、エイプリルフールだろコレ?って思わずにはいられません。

 WEBほーちに気になる記事がございまして、【藤本が成都五牛に入団発表】って書
いていました。えっ?藤吉に続き藤本主税も?とか思ったのですが、単なる誤植であ
るコトが判明。ホンマ、帰ってええで。
チャララ、チャララ、チャララララララララ

2003/04/03


 桜の枝、折んなや。チャララ、チャララ、チャララララララララ(by板尾係長)

 暫く放っといたら、4月になってしまいまして、数少ない読者のあなた!お待たせい
たしました。え〜っ、この間にあった大きな出来事と言えばマズ、藤吉のCリーグ加入
が真っ先に挙げられましょう。しかも2部だそうで。少なくとも藤吉はコノ点に於いて、
ガッザと肩を並べたと言い切れると思います。ガッザと藤吉の対決が観たい!スカ
パーで放送される(であろう)その日を、首を長ぁ〜くして待つコトにします。

 しかし藤吉、2部のクラブからしか声が掛からなかったのかと思うと、非常に残念で
す。ヨーロッパに移籍する選手とは違い、観光客が増えたり、ユニフォームが呆れる
程売れるなんてコトは無いだろうから、ジャパンマネーを期待してのコトでは無いと思
われますが、最新の病気が猛威を振るっている土地への参入で、藤吉の魂を感じさ
せて頂きました。

 ゴールを決めた後の藤吉ダンスが、中国全土で大流行。街のそこかしこで、2歳児
から130歳位の老婆迄が、それこそ年齢も時間も忘れて何かに取り憑かれた様に踊
り狂っております、なんてニュースが、日本ドコロか世界中を駆けめぐって欲しいと、
心の底から願っております。ついでに公式戦が始まったらしいCリーグで、ガッザが
ゴールを決めたとのニュースを見た記憶がございます。次ゴールも、中国語以外でも
ニュースになるコトをモチロン期待しております。

 ところで藤吉は、数ヶ月前に行われた、J戦力外組11名キッカリによる、売り込みプ
ロジェクトがきっかけで晴れてCリーガーになれたワケですが、他の10人は一体どうし
た?藤吉以外1人も契約して貰えなかったのだとしたら、何とも寂しい話です。

 次に挙げられますのは、ユーロ予選でホームのドイツがリトアニアに1-1で引き分け
たコトでしょうか。カーン以外の、フィールダーにバイエルン勢が1人もいない、非常に
珍しいチーム構成で臨んだ代表戦ですが、最初20分位はリトアニアを圧倒していたそ
うです。ヤングな方々も数名スタメン入りし、フレッシュなドイツを感じさせていた様で
すが、その後失速。皇帝様は、『去年の夏が幻ってダケで、化けの皮が剥がれた』と
ようやく目を覚まされたと思われる様な発言をなさいました。史上初、開催国の予選
グループ敗退が、ドイツ大会で現実のモノとならない様に願うバカリです。

 その試合後、リトアニアはホームでスコットランド戦を行ったワケですが、なんと1-0
で勝利。素直にリトアニアが強いのか、スコットランドが弱いのか、はたまたDFBから
強烈なプレッシャーが来て、フォクツに負ける様に働きかけたのか判然としませんが、
これでドイツの所属するグループ5は、ドイツ、リトアニア、スコットランドが勝点7同志
で首位に並ぶと言う前代未聞の珍事が発生。この煮え切ら無さには、告白した後、
『ちょっと考えさせて』って言われてから、あっと言う間に1週間が経ってしまったケド、
何の返事も貰えていない様な、そんな思春期特有の甘酸っぱさにも似た感覚が蘇っ
て来る様で、イライラしっぱなしです。って言うか、どうにかしてくれ。

 ドイツの1人勝ちが予想されていたグループ5ですが、どの様な結果になるのか、ま
だまだ予断を許しません。フランスは、あと勝点1を獲得すれば本大会進出だそうで、
うらやましい限りです。

 この様な状態で、S'sWebの期待を一身に担っているウェールズ代表ですが、アゼル
バイジャンに対し4-0と、10年前のドイツ並の強さを発揮し、相変わらずグループ9の
トップの座に君臨しております。ギグスも何年振りかで代表戦でゴールを決めており
ますし、あ〜、来年ポルトガル行きたい。

 他にも何か気になるコトがあったような気がしますが、思い出したら追々書いていく
コトにします。