大館市の夏の風物詩である「大館大文字まつり」が8月16日に開催される。
毎年祭りの夜には、鳳凰山の大文字焼きに火を点して山腹に大きな「大」の文字を浮かび上がらせることで祖先の供養と大館市の発展を祈願する「大文字焼き」が行われているが、今年は祭りが50回目を迎えることから、「大」の文字を一定時間「犬」に変更することで、「忠犬ハチ公のふるさと」「秋田犬」をPRする予定だという。
大文字焼きは2009年にも一度、映画「HACHI 約束の犬」の公開を記念して「犬」文字に変更されており、今回が2回目となる。しかし大館市にはこの件に関して「秋田県・猫を愛する会」の会員などから「犬ばかり2回も大文字焼きになるのはいかがなものか」「どう考えても不公平。今回は猫文字にするべき」「いや、むしろこの先もずっと猫文字にするべきだ」と言った厳しい意見が多数寄せられているのが現状だ。
大館大文字まつり実行委員会は「確かに公平性を欠いていた。祭りは本来万人に受けいられるべきものであり、犬ばかり特別扱いは許されない」として、今年は「猫」文字にすることを明らかにした。