秋田県と兵庫県は遠い上、関西の暑さは東北在住者の身体には非常に厳しい。「夏の甲子園は秋田県勢に不利」という声が数多く寄せられたことを受け、全国高校野球同盟は平等性を期すために、今年度から秋田県で「冬の甲子園」を開催することを明らかにした。
冬の甲子園は雪深い2月に行われる予定。この条件下ならば寒さ耐性がある秋田県勢が有利になり、夏の甲子園の不公平さとのバランスが取れるという。
全国高校野球同盟は「真冬に野球を行うことができるのかという問い合わせが相次いでいるが、秋田県民をはじめとする北海道・東北民は『地面が凍っていても滑らずに進める能力』『吹雪の中でもひるまずに目を開けていられる能力』『白線が雪で隠れていても、その位置を把握できる能力』など、様々な特殊能力を有しているため、問題なく試合を行うことができるだろう」と説明。
「それでもどうしても寒いときは、かまくらに入ったり、きりたんぽ鍋で体を温めてください」と話している。