大仙市高梨で29日午前2時頃、住民から「道路を何か大きな物が歩いている」と110番通報があった。駆けつけた警察官が10分後、県道50号線上をズシンズシンと音を立てながら歩いている巨大な石灯籠(高さ・笠の直径共に4メートル)を発見した。
この石灯籠は、国の名勝に指定されている「旧池田氏庭園」の主庭園にあり、年数回開かれる「一般公開日」の時にだけ見ることができる。
調べに対し、石灯籠(大正生まれ)は「80年以上もの間、庭でじっとしていたので、体がなまりそうになってつい運動してしまった。近隣の方々に迷惑をかけるつもりはなかった。お詫びします」と謝罪。「今後運動をするときは、庭園の中だけを歩くことにします」と話している。