東日本大震災の際にロシアから受けた支援の御礼として、愛犬家で知られるロシアの大統領に、秋田県が秋田犬の雌の子犬を贈った。ロシア大統領は「知事は猫好きだと聞いている。このお返しにシベリアの猫を贈りたい」と話しているという。
秋田県知事は7匹の猫を飼っているほどの猫好き。ロシア大統領からの言葉を伝えられた知事は「シベリアの猫などという素敵な猫をお返しに贈られて、そのまま黙っているわけにはいかない！すぐにお返しのお返しをしなければ！」と話し、すぐさま秋田県産の美味しい日本酒をロシア大統領に贈ることにした。日本酒を受け取ったロシア大統領が、お返しにロシアのウォッカを送ってきたので、そのお返しに知事はあきたこまちを送り、ロシア大統領からはピロシキが届いた。その後、知事がきりたんぽセットを送るとボルシチが届き、秋田新幹線こまちの乗車券を送ると、シベリア超特急の乗車券がお返しに送られてきたという。
知事は「初めは政治や外交問題を真剣に考えながら贈り物を選んでいたが、だんだん贈り物を選ぶこと自体が楽しくなってきて、そんな問題はぶっちゃけどうでもよくなった。相手が喜んでくれる事こそが今は何よりも嬉しい」と話し、「10月7日の誕生日には何を贈ろうかな♪」と、ウキウキした様子で贈り物を選んでいた。